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霊眼、知恵、愛 [絵画作品紹介]

月の照る夜だった。だが、天気はこれから崩れそうな予兆があった。

子どもたちは今日からまた学校へ出かけて行った。サキちゃんは今日から最上級生である6年生、サトくんは最下級生ではない2年生となった。ずっといままで学校中で一番小さな男の子だったサトくんよりも、もっと小さな1年生は入学してきただろうか?明日サトくんに聞いてみたい。ちいさな山里のちいさな小学校では、全校生徒あわせても、普通の1学年分くらいしかいない。でも優しく性質の良い子ばかりが集まって、毎日を過ごしている。タツオくんも同じ学校で子供時代を過ごし、今ある基本的な人格を培った。そんな環境の中で、この二人の姉弟はのびのびと、そして健やかに育っている。どこの星へ行っても、子供というのは美しい。腐敗がここまで進んだ世界のただ中にあって、なぜかくも美しくいられるのだろうか…。

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▲ハート

美しさは最高度のエネルギーでもある。そして自体莫大な情報だ。人は美を通じて実に多くを学ぶ。それは多くの場合言葉ではない。情報は、イコール言語というわけではない。あらゆる存在物のなかに情報はある。心を開いて、観察してみてほしい。植物や、動物、星空、建物、道、石ころ、風の音、すべてにあなたの目から隠された情報が刻まれている。それを看破するのが霊眼、読み解く力が知恵、実践することを愛と呼ぶ。

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